「農民」記事データベース20121015-1041-09

旬の味


 農民連の全国代表者会議で、青森の葉とらずりんごをいただいた。皮をむくとりんごの香りが広がって、しゃきしゃきしておいしかった▼秋は果物が豊富な季節だ。ぶどう・梨・柿・りんご・みかんなど、食いしん坊にはたまらない。私の地域は、栗の産地だ。組合事務所のまわりには、栗畑が広がっている。朝早く、栗を拾う姿があちこちで見られる。手入れをして、大粒の実がなるよう苦労しているが、安値で買いたたかれているのが実態だ▼代表者会議で福島県連の根本敬さんが、国土交通省が発表した2050年の日本の人口予想地図を紹介していたが、衝撃を受けた。人口は都会に集中し、限界集落どころか農村が消えてしまう地域があちこちにある。農村を守るためのよりどころとなる農民連を大きくするために何をすべきか。各地の仲間の発言は心に響いた▼四季折々の豊かな実りのために、丹精込めて田畑を耕す農民たちの思いをなくしてはならない。農家の要求に根ざした農民連の運動を、さらに広げよう。

(澄)

(新聞「農民」2012.10.15付)
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2012年10月

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