農のこころ丸山美沙夫
群(むれ)稲棒(ぼっち)農の魂立ちにけり 伊藤 啓泉 俳紙『胡桃』から。刈り取った稲束を日干しにするやり方で、一般的には細木丸太を使って三本足を組み長い横木を渡し稲束を掛ける。東北地方などでは杭棒のようにして稲穂を外向けに重ねて掛ける。この作は後のやり方であろう。コンバインの普及で近年少なくなったが、稲棒の群れ立つ情景はまさに農の一揆とも。
(新聞「農民」2012.10.15付)
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[2012年10月]
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