原発再稼働反対!原発ゼロ!
1人でもどこでもできる
怒りのはがき運動
農村の女性たちが声をあげた
農村の女性たちが、原発再稼働反対、原発ゼロに向けて、怒りの声をあげ始めました。「怒りのはがき」運動です。
今年3月5、6の両日に新潟市で開かれた第14回日本農業新聞「女の階段」愛読者の会全国集会。北海道から九州までの女性農業者約200人が集い、交流しました。テーマは「ペンの力、仲間の絆(きずな)で農の復興を〜今わたしのできる一歩〜」。「女の階段」とは、同紙の女性農業者による投稿欄のことです。
その第1分科会「災害を乗り越えて」には14人が参加し、2004年の新潟・中越地震、昨年の東日本大震災を経験した仲間たちが「今、私たちに何ができるのか」を深夜まで話し合いました。
東北のうめきを全国につないで
いまだに収束しない原発事故、それなのに原発再稼働の道を突き進む野田内閣と、事故の責任を認めようとしない東京電力。そうした下で福島、東北の怒りとうめきを全国につなぎ、「何ができるのか」を考え合ってきました。
こうして6月に、分科会参加者一同が呼びかけ人になって、「怒りのはがき運動」を始めたのです。
分科会に参加し、はがきの作製を担当した家庭栄養研究会の山崎万里さん(大阪府枚方市)は「TPPと原発事故は、食料と健康を守るために、40年間たたかってきた私に農業者とともに生きることをあらためて決意させました。一人でもどこでも始められる『怒りのはがき運動』をムラからマチから息長く取り組みましょう」と呼びかけています。
現在まで、900セット、4500枚が普及され、東電や関西電力をはじめ、福井県知事や野田首相にあてて、怒りの声を集中しています。はがきは関西用と全国用の2種類。はがきの表面は、「怒」の文字が大きく書かれ、「原発の再稼働は許さない!」「賠償に誠意を示せ!」などのメッセージが添えられています。裏面は白紙で、自由に記入できるようになっています。
1セット(5枚)の価格は200円。申し込みは、山崎万里さんへ。FAX 06(6357)9279
(新聞「農民」2012.9.17付)
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