「農民」記事データベース20120910-1036-09

旬の味


 全国研究交流集会に初めて参加した。会場にむかう途中、南相馬市の保育所と会津若松市に移転している大熊町の教育委員会に立ち寄り、高知でとれた新米と愛媛のミカンジュースを届けた▼南相馬市では、地震・津波の傷跡に立ち放射能汚染の不気味さを感じた。草だけが生い茂る田んぼには流された数台の自動車が今も残る。つぶれた家が放置され人も車も見かけない商店街。道路をはさんで放射能計量器の数値が飛び跳ねた▼そんななかで、青々とした牧草地でゆったりと草を食む牛の群れに出合った。殺処分に反対している農家がいる。放射能汚染の影響は計り知れない。東電にはバッチリ賠償させよう▼研究交流集会では「税金などの要求と仲間作り」の分科会に参加した。介護保険料や後期高齢者保険料は、世帯分離することで保険料が軽減されるという。さっそくパンフレットを取り寄せた。世帯分離は簡単にでき、単身世帯にすれば3万円ほど軽減できることがわかった。これを活用しない手はない。

(森)

(新聞「農民」2012.9.10付)
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2012年9月

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