「農民」記事データベース20120903-1035-06

農のこころ

丸山美沙夫


 光りつつ棚田奏づる落し水

          平澤 澄子

 俳誌『白炎』から。平地と中山間地の水田の差異はあるが、どちらも稲の稔りまで水の管理は大事な仕事であった。稲穂が成熟してくる頃、収穫に備えて、畦を切り水口をつくって、田んぼの水を用水路などにいっせいに排水をする。この光景も稲田の風物詩とも言えよう。とくに棚田の「落し水」は美しい景となる。

(新聞「農民」2012.9.3付)
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2012年9月

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