「農民」記事データベース20120806-1032-01

岩国基地に強行陸揚げ

陸から海から“オスプレイ帰れ”

怒り込み上げ“これが安保だ”

 陸から海上から「オスプレイはいらんどー!」「オスプレイは帰れ!」の怒号が渦巻く中、オスプレイを12機積み込んだ民間輸送船は予定通り、米軍岩国基地に7月23日早朝到着しました。はるか離れた対岸でしか抗議行動ができないもどかしさと悔しさ、怒りがこみ上げてきました。
(山口県農民連 世良輝久)


 全国的な規模で反対運動がおこり、山口県知事や岩国市長、飛行訓練ルートに設定されている県の知事、自治体の首長も反対表明している状況下で、なぜ、こんなにも簡単にアメリカの言う通りに実施されるのか信じられません。

 アメリカでは、コウモリの生態系が崩れるとかで飛行中止になったり、住民の反対で見直しになったりしていると聞きました。アメリカのコウモリも大切な生き物かもしれませんが、日本で生活する私たちは、コウモリ以下なのでしょうか。

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「岩国へ持ち込むな」と抗議のデモ

 日本政府は、「機体に不具合がない」というアメリカの説明を受け、配備を容認しました。アメリカも問題ですが、日本の政府はもっと問題です。日本の国民の生活と命を守るのが政府の一番重要な仕事です。その生活と命が脅かされることになる欠陥だらけのオスプレイの飛行訓練にOKを出したのですから、怒りがおさまりません。

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米軍岩国基地にむけて抗議の声をあげる

 「安全が確認できるまで飛行訓練はさせない」と言っていますが、アメリカへ行って「安全ですか」って聞いてくるのでしょうか。事故が多発し、アメリカの研究所でも欠陥が指揮されています。それでもアメリカいいなりなのは、安保条約があるからでしょうか。山口県知事も「このような状況では安保条約の見直しも必要」と発言しています。本当に安心して生活できる世の中を、みんなと力を合わせてつくっていきたい。

(新聞「農民」2012.8.6付)
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2012年8月

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