「農民」記事データベース20120716-1029-05

農のこころ

丸山美沙夫


 放牧の牛の目黒し大青野

         杉山 仁章

 俳誌『潮音(ちょうおん)』から。高原などに放牧され青草を食む牛の群れはいかにも長閑である。澄んだ空気と草原の中に佇み眺めていると、心まで洗われていくような気分になる。腹いっぱい草を食むと、そべり出した大方の牛は同じ方向を向いて反芻したり、眠ったり。この環境で安心・安全な牛飼いも続けられてほしいもの。

(新聞「農民」2012.7.16付)
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2012年7月

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