「農民」記事データベース20120702-1027-09

本の紹介

日本科学者会議・日本環境学会編
なぜ、いま「魚の汚染」か


汚染に十分注意しながら
旬の魚たくさん食べよう

画像 「メチル水銀やダイオキシン類など微量有害物質による魚の汚染レベルは、次世代への影響を含め、放置できないものになっている。しかし、対策は遅れたままになっているのではないか」という問題意識から、日本科学者会議と日本環境学会は、共同して「食品汚染シンポジウム」を開催してきました。

 この本は、シンポジウムをもとにさらなる調査・検討を踏まえてまとめた報告書(2010年2月に公表)を、より広範な消費者や生産者、市民、学生に知ってほしいと、「普及版」として生まれました。

 この本は、魚介類に含まれる微量有害物質のうち、水銀・メチル水銀、ダイオキシン類、臭素系難燃剤、PCB、カドミウム、有機スズ、そして放射性物質について、汚染の実態や問題点、漁業生産への影響などを整理しています。また、Q&Aの方法でわかりやすく解説し、ところどころにコラムが散りばめられ、親しみやすくなっています。

 この本を読んで、汚染には十分注意しながら、旬のおいしい魚をたくさん食べましょう。

▼定価1800円+税
▼発行 本の泉社 TEL 03(5800)8494

(新聞「農民」2012.7.2付)
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2012年7月

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