“一点共同”の決起の場に山形 田川食健連がTPP反対集会
トラクター・軽トラ連ね
山形・田川地域の10団体1個人で構成する田川食健連(国民の食糧と健康を守る運動田川連絡会)が呼びかけて、6月17日、TPP交渉参加阻止決起集会が鶴岡市で開かれました。オープニングでは、庄内農民連の佐藤光雄副会長が作詞し、会員の小野寺裕さんが作曲した「黙ってはいられない」を小野寺さん自らギターをひきながら歌い、参加者は怒りと自信をもらいました。 |
トラクター3台と軽トラ7台をつらねてJR鶴岡駅前をデモ行進 |
田川食健連では各政党や地域の3つの農協、これまでかかわりのなかった医師会、薬剤師会など35団体を訪問し、行動への参加を呼びかけました。3つの農協から激励のメッセージが寄せられ、訪問の中で多くの方から激励と連帯の声をいただきました。この運動が、文字通り田川地域での一点共同の「決起の場」になり、今後の行動を持続的に発展させてゆく機会になりました。
岩手県農民連の岡田現三事務局長が、3月中旬に韓国を訪問して調査した韓米FTAの実態を報告しました。
また、徳島大学名誉教授の中嶋信さんが、「TPPと憲法」と題して講演し、TPPそのものが日本の主権を侵害する内容であることを解明しました。そして、当面の運動方針として、行政や議会、経済界も入って一緒にTPP交渉に反対している「オール北海道」に学び、壮大な枠組みで世論を高め、政治の変革を追求していくべきだと結びました。
会場からは、TPPと安保条約の関係をもっと解明すべきだなどの意見が出され、全体としてはわかりやすい内容だったとの感想が多く聞かれました。
[2012年7月]
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