「農民」記事データベース20120702-1027-01

大飯原発再稼働に抗議!

福島・近畿ブロック・福井石川の農民連47人
福井県知事おおい町町長に申し入れ

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福島県民の怒りの声聞け
「安全神話」を繰り返すな

 関西電力大飯原発の再稼働に抗議して、6月20日、福島県農民連、農民連近畿ブロック、福井県農民連、石川農民連の8府県47人が、福井県の西川一誠知事とおおい町の時岡忍町長に申し入れを行いました。

 福島県からは、「県民の思いと実態を伝えたい」との思いを胸に、15人が台風4号の強風のなか、未明4時に出発し6時間かけて駆けつけました。

 福井県庁では、福井県連の山川知一郎副会長が「大飯原発の『再稼働容認』に抗議し、撤回を求める」との要請書を読み上げ、福島県連の根本敬事務局長が、飯館村の菅野典雄村長のメッセージを代読して訴えました。

 福島からは「再稼働の容認発言にはがっかりした。いまだに避難を余儀なくされている県民、外で遊べない子どもたち、失望し自ら命を絶った生産者の思いがまったく無視された思いだ」「福島も過酷事故は絶対に起こらないと言われ続けてきた。『絶対安全はない』『原発とくらしは相いれない』が福島の教訓ではなかったのか。安全神話を繰り返してはならない」などと訴えました。

 また、近畿ブロックからは「京都の舞鶴は30キロ圏内に入る。ひとたび事故が起きれば人ごとではない。われわれも当事者だ」「山を越えればすぐに琵琶湖だ。近畿の水を脅かす再稼働には反対」などと訴えました。

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「再稼働するな!」と大飯原発のゲート前で抗議の集会

 おおい町では農民連会員でもある猿橋巧議員と合流し、町長へ要請を行いました。その後、大飯原発ゲート前で、再稼働反対の集会を開き、参加者全員が一人ひとりの思いをぶつけました。

(農民連本部 吉川利明)

(新聞「農民」2012.7.2付)
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2012年7月

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