「農民」記事データベース20120618-1025-01

消費税増税
今がんばりどき
何としても廃案に

G20直前に強行採決か

関連/怒りの国会前行動
  /いのちと暮らしを守れ 怒りの6・23国民大集会


民主党 自公と“増税なれあい談合”

 消費税増税に反対する国民世論に真っ向から対立する野田首相は、自民・公明両党と増税に向けた「なれあい談合」を推し進めるため、6月4日、農水大臣を含む5人の閣僚を交代させる内閣改造を行いました。

 一方、消費税増税法案を審議している衆議院社会保障・税特別委員会は、法案採決の前提となる中央公聴会を6月12、13の両日に開くことを決定。野田首相はメキシコで18日から開かれるG20(20カ国・地域首脳会合)に参加することから「不在」となるため、15日が「採決」にむけた最大のヤマ場になると予想され、21日の国会会期末をにらんで緊迫した情勢となっています。廃案に追い込むために全力を尽くしましょう。

 大飯原発再稼働断じて許せない

 また、玄場光一郎外務大臣は6月5日、日本経団連の定期総会であいさつし、「そう遠くないうちに、大飯原発の再稼働、その次は社会保障と税の一体改革(消費税増税法案の採決)、その次にTPPへの参加を判断していかなければならない」と、あからさまに述べています。

 そして野田首相は8日、新たな「安全神話」と国民への恫喝(どうかつ)で、大飯原発の再稼働を表明しました。これは、再稼働に反対する国民の声、福島の声を踏みにじるものであり、断じて許せません。

 G20でTPP参加表明するな

 「G20でTPPへの参加表明をするな!」と、農民連・食健連も参加する「STOP TPP!!市民アクション」(6月1日現在、36団体が参加)は、18日夕方、東京・有楽町で街頭宣伝を行い、21日にはニュージーランド・オークランド大学教授のジェーン・ケルシーさんを招いて、トークセッションを開きます。(午後6時30分から、会場は、千代田区日比谷公園内の日比谷図書文化館)

 「TPP参加許すな!」の共同をさらに広げましょう。


怒りの国会前行動

国民大運動実行委

 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は6月6日、国会前行動に取り組み、約300人が、消費税増税法案に怒りの声をあげました。

 全国商工団体連合会の西村冨佐多副会長が主催者あいさつ。各紙の世論調査で、増税法案に「反対」が賛成を大きく上回っていることを紹介し、「今ががんばりどき。何としても廃案に追い込もう」と訴えました。

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「消費税増税するな」とこぶしを振り上げる参加者=6月6日、国会前

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員は「一点共闘の広がりが大きな運動となって、野田政権を追い込んでいる」と激励あいさつをしました。

 各界の代表が、増税によってもたらされる悪影響と、廃止に向けた強い決意を述べました。

 最後に、今後の取り組みと学習決起集会への行動提起があり、国会に向けて、怒りのシュプレヒコールをあげました。


画像いのちと暮らしを守れ
怒りの6・23国民大集会
▼と き 6月23日(土)12時(11時から文化行事)
▼ところ 東京・明治公園(最寄駅・JR「千駄ヶ谷」、地下鉄大江戸線「国立競技場」)

(新聞「農民」2012.6.18付)
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2012年6月

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