2012年6月
■2012年6月25日(第1026号)
- 大飯原発の再稼働
断じて許せない!/福島原発事故 何一つ解決されていない
- 大飯原発の「再稼働」にあたっては、5月14日に町議会で「了解」され、6月14日には町長と県知事の「容認判断」がなされ、野田首相は17日、「再稼働」を決定しました。
- 消費税増税反対
あふれる熱気
- 民主党、自民党、公明党の増税推進派は、消費税増税法案の衆議院「採決」を急ごうと、コソコソと“密室増税談合”をくり返し、6月15日深夜、法案の「修正」協議で合意しました。
- 広がる世論が暴走止める力/許さぬ増税談合 採決強行
- 農民連も参加する「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会など3団体は6月13日、国会前行動に取り組み、200人が参加しました。
- TPP阻止
地域から大きなうねりを/広範な団体でネット宮城
- 6月9日、新潟県長岡市で「TPP参加反対中越地域協議会」の結成総会が開催され、約60人が参加しました。
- 農のこころ
- 休耕の一画いどむ麦の秋
- 「人・農地プラン」作成の実態は
- TPP参加を前提とした「農業構造改革」=「人・農地プラン(地域農業マスタープラン)」を作る動きが各地で広がっています。食健連総会(5月27日)で京都農民連の安田政教さんが現場の実態を報告しました。その一部を紹介します。
- 不公正な土壌調査方法
汚染状況報告書が不備
- 東京都が2014年の開場をめざして、強引に推し進めている築地市場の、豊洲・東京ガス跡地への移転問題。豊洲の候補地は、有毒物質のベンゼン、シアンが環境基準を大幅に超えるなど汚染の“宝庫”といえる場所です。全労連・全国一般東京地本(室井清委員長)と同東京中央市場労働組合(東中労、羽根川信委員長)はこの間、環境、農水両省と交渉を行い、汚染の実態を明るみに出し、都民合意で計画を再考するよう求めてきました。
- 国民の声が届く国会へ/比例定数削減か民意の反映か―明日のための今日の選択―
- 農民連など11団体は5月30日、「比例定数80削減反対! 国民の声が届く国会へ! 学習決起集会」を東京・全労連会館で開き、約100人が参加しました。
- 壬生の花田植/チャグチャグ馬コ
- 田の神に五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「壬生の花田植(みぶはなだうえ)」(国の重要無形民俗文化財)が晴天に恵まれた6月3日、広島県北広島町で行われ、過去最多の1万5000人余りが堪能しました。
- 主役は飾り牛 保存会会長は農民連会員
- 飾り牛保存会の会長は、農民連会員の白砂半次郎さん(80)です。白砂さんに「花田植」への思いを聞きました。
- 元オリンピック選手が農の世界へ
- この春、一人の青年が農業を始めました。昨年12月に行われた全日本レスリング選手権大会(フリースタイル66キロ級)決勝で、世界選手権準優勝の米満達弘選手に敗れ、3大会連続のオリンピック出場はならず引退を表明。その後、実家(福岡県筑前町)で酪農業を営む両親といっしょに農業を始めた池松和彦さん(32)です。
- JA千葉県青年部の委員長に就任/農を守りたい。/小さな幸せが大切なんだね
- 「田植えから1カ月余りたちましたが、稲は順調に育っています」。千葉県農民連青年部の前部長、竹尾謙一さんは、自らの田んぼを前に、目を細めます。
- この人
- 内田聖子さんは、4月25日の「STOP TPP! 1万人キャンドル集会」を成功させた主催者団体のひとつ、農民連、食健連も加入する「STOP TPP!! 市民アクション」(6月6日現在、37団体が加入し、2団体が協賛)のなかで中心になって活躍しています。
- “グリーン経済”は自然を商品化する/齋藤敏之さんのリポート
- 6月20日〜22の3日間、ブラジルのリオデジャネイロで「国連持続可能な開発会議」が開催されました。この会議は、1992年に開催された地球サミット(「環境と開発に関する国連会議」)から20年を経たことを機に開催されることから、「リオ+20(リオプラス20)」と呼ばれています。地球温暖化や飢餓問題などの深刻化を背景として開催された地球サミットでは、気候変動枠組み条約や生物多様性条約が署名され、これまで地球環境を破壊してきた先進国の責任を明確にした原則が確認されました。しかし「リオ+20」では、こうした原則を後退させ、「持続可能な発展」とは逆の議論が進められました。
- 放射能に負けねえぞ
- 福島県農民連青年部による「福島県農業青年サミット」が6月8日、二本松市旧東和町で開催されました。地元の青年やタイからの留学生も含めて13人が参加。3・11以降、地震・津波による被害からの復興や将来への不安、放射能汚染が心配で「本当に農作業していいのか」「食べさせていいのか」と悩んだことなど、青年たちが感じ、行動したそれぞれの思いを夜遅くまで語り合いました。
- 風さわやか
田植え交流会/母子で挑戦 悪戦苦闘
- 新日本婦人の会のみなさんとの田植え交流会が5月19日、千葉・酒々井(しすい)町で行われました。周囲は、すでに田植えが終わった田んぼが広がり、さわやかな風が吹いていました。参加者は子どもを含めなんと73人で、例年の倍近く集まりました。
- 旬の味
- あなたは「浅川巧(たくみ)」という名を知っているか。朝鮮併合時代の1914年に山梨県高根町から朝鮮に渡り、林業技師としてはげ山の朝鮮の山々に緑を戻し、白磁など李朝工芸に光をあて、チョゴリを着て朝鮮の人々と交わり虐げられた人々を愛した人
■2012年6月18日(第1025号)
- 消費税増税
今がんばりどき
何としても廃案に/怒りの国会前行動/いのちと暮らしを守れ 怒りの6・23国民大集会
- 消費税増税に反対する国民世論に真っ向から対立する野田首相は、自民・公明両党と増税に向けた「なれあい談合」を推し進めるため、6月4日、農水大臣を含む5人の閣僚を交代させる内閣改造を行いました。
- 日本のTPP反対運動
アメリカの運動励ます
- 5月8日から16日までアメリカ・ダラスでTPP加盟9カ国による12回目の交渉が行われました。全労連の布施恵輔国際局長は、アメリカの市民団体の協力で、アメリカの市民団体の1人として、各国のTPP交渉官たちに働きかけるロビー活動を行いました。全国食健連総会(5月26日)での発言から、その一部を紹介します。
- 原発事故は最悪で最大の公害だ/原発ゼロへ広がる共同
- 第37回全国公害被害者総行動が6月5、6の両日、東京・霞ヶ関で取り組まれ、全国からのべ1800人が集いました。参加者はグループに分かれて、細野豪志環境大臣をはじめ、内閣府、経済産業省、外務省、文科省、電気事業連合会、日本経団連などと交渉を行ったほか、デモ行進や総決起集会などを繰り広げました。
- TPPと郵政事業を考えるシンポ
- 全労連公務部会と郵政産業労働組合・郵政事業研究会は6月2日、東京都内で「TPPと郵政事業を考えるシンポジウム」を開きました。
- 農のこころ
- 麦の秋パッチワークの休耕田
- アメリカの食と農の現状
- アメリカの食品産業の裏側に隠された問題点に迫るドキュメンタリー映画『フード・インク』のロバート・ケナー監督(アメリカ)が5月19日、都内で講演しました。その一部を紹介します。(主催は、食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク)
- 高くて大変!! 後期高齢者保険料
「世帯分離」申請で安くなった
- 各地で、国民健康保険税(料)の学習会が開かれています。そのなかで出されているいくつかの事例を紹介します。参考にして取り組みましょう。また、よい取り組みがあればお知らせ下さい。
- 本の紹介/TPPを考える市民の会編 北海道の明日のためにTPPと正面から向き合う本
- 北海道農民連も参加する「TPPを考える市民の会」(16の団体と個人で構成)は、「“オール北海道”でTPPに反対している北海道から、国民的な議論を巻き起こそう」と、このほど「北海道の明日のためにTPPと正面から向き合う本」を発刊しました。
- 奈良県の米屋さんが被災地宮城へ
- 奈良県の米卸、奈良第一食糧(株)と米屋さんのグループ「奈良第一食糧米栄会」の8人が6月3日、宮城県東松島市の被災地を訪れました。
- 栄村(長野)が取り組む小水力発電
- 5月24日、長野県栄村にある小水力発電の取り組みを訪ねました。
- 合同いちご狩りを堪能
- 5月23日、茨城・常陸野産直センターと常陸野農民センター女性部が合同でいちご狩りを行い、15人が集まりました。いちご狩りを堪能した後、飛田元雄さんの農園で新緑に囲まれながら昼食会をしました。
- 旬の味
- 芒種(ぼうしゅ)を迎えたので、さっそく大豆のタネまきをした。この地域では、早生品種を芒種ころに播(ま)くとできが良いことが分かってきて、栽培がおもしろくなってきている
■2012年6月11日(第1024号)
- 被災地に新しい息吹/大飯原発の再稼働に断固反対
- 昨年3月11日の東日本大震災の翌日未明、震度6強の長野県北部地震が栄村を襲いました。今年5月23日、その栄村に農民組合が誕生しました。準備会事務局から「現在確認されている組合員数は25人(世帯)です」と報告されると、参加者の中にはニッコリとうなずく人、安どの表情を浮かべる新役員。村の世帯数900、農家戸数550の村で目標の20世帯を超える入会者となりました。
- TPP参加反対
広がった国民的共同/東穀取がついに解散へ
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は5月26、27の両日、東京・新宿の新宿農協会館で総会を開き、22都府県、19団体から77人が参加しました。
- 消費税増税もTPPも許すな/TPP参加阻止へ多彩な行動
- 全労連、国民春闘共闘、東京春闘共闘は5月25日、東京・日比谷野外音楽堂で「ストップ消費税、許すなTPP参加、最賃全国一律1000円以上実現」などを求めて、中央総決起集会を開き、約1500人が参加しました。全国食健連が協賛しました。
- 農のこころ
- 故郷の兄が絶やさぬ植田かな
- 私もTPPに反対です
- 国民皆保険制度ができて51年になりますが、私たちは健康保険証1枚あれば、いつでもどこでもお医者さんに診てもらうことができます。しかし、アメリカのように国民の6人に1人が医療保険に加入できず、まともな医療を受けられない国もあります。日本の国民皆保険制度は、世界中の人があこがれる貴重で大事な宝物なのです。
- 本の紹介/岡田俊明編著 国税通則法が変わる 税務署が変わる
- 「税金の憲法」といわれる国税通則法が、50年ぶりに「改正」された。OECD加盟国の中でも数少ない「納税者権利憲章」を制定していない国として、その制定も期待されたが、当初案では「権利」より「義務」の羅列との批判も多く、今回は見送られた。
- 放射能分析機器導入の祝賀会/出席者の声
- 農民連は5月26日、食品分析センターが新たに導入したゲルマニウム半導体検出器など高性能の放射能分析機器の導入祝賀会を開き、各団体、個人など約200人が出席して盛大に行われました。
- 旬の味
- 隣の田んぼでは田植えが終わった。短い苗の先を風がなでながら渡る田んぼを眺めるのが、最近の楽しみだ
■2012年6月4日(第1023号)
- ズサンな対策改めて浮き彫りに
- TPP参加の「事前協議」で、牛肉の輸入規制の緩和を日本に強く迫っているアメリカ。そのアメリカ・カリフォルニア州で、4例目となるBSE感染牛が見つかりました。このニュースはあらためてアメリカのズサンなBSE対策を浮き彫りにするもので、現在、日本の食品安全委員会で進められている輸入規制緩和の議論や、ひいてはTPPへの参加協議にも影響を与えることは必至です。
- “TPP考えよう”意見交換会
- TPPへの参加問題について市民と政府との意見交換会「TPPを考えよう」が5月22日、東京都内で開かれ、210人が参加。3時間を超える意見交換会となりました。アジア太平洋資料センター(PARC)や日本国際ボランティアセンター(JVC)など8団体で実行委員会を作り、118の市民団体が賛同。市民団体の呼びかけで開かれたのは、はじめてです。
- 固定資産税軽減の仕方わかった
- 今年は、3年に一度の固定資産税評価替えの年です。岡山県農民連では5月16日、岡山市南区にある灘崎班で「固定資産税の学習会」を開き、会員以外の人も含め10人近くが参加し、熱心に学習しました。
- 東京・築地市場移転 現局面は?
- 東京都が江東区の中央卸売市場(築地市場)を同区豊洲の東京ガス跡地へ強引に移転しようとしています。現局面はどうなっているのか。全労連・全国一般東京地本・東京中央市場労働組合(東中労)の羽根川信委員長に聞きました。
- 農のこころ
- 産土(うぶすな)の風のみがきし代田かな
- つづけたいひろげたい 被災者支援/福島からのメッセージ
- 「つづけよう、ひろげよう、私たちの支援」を合言葉に、農民連ふるさとネットワークでは被災地支援を行っています。
- 本の紹介/食べもの文化5月増刊号 放射能から子どもを守る食生活
- 原発事故を経て、食の安全をどう守るのかが大きな課題になっています。食の安全・安心のためにいま何が必要か。本書では生産者、研究者、消費者、保育・教育現場など幅広い人々が放射能問題と向き合います。
- 2つの産直の生鮮市/「さよなら原発」シールの普及を
- 愛知県名古屋市にある「いのこしの樹・産直ひろば」と「西山産直・虹の市場」の二つの生鮮市は、開設日の火曜日と金曜日にはいつも開店前から、数十人が店頭に並び、おしゃべりをしながら開店を待っているのが恒例になっています。
- 原発に生活奪われた現地みて “大飯原発再稼働許さない”
- 福島県農民連と20年近くにわたって米や果樹の産直・交流を続けている大阪府の新日本婦人の会寝屋川支部は、5月19、20の両日、福島を訪れ農家と交流しました。
新婦人寝屋川支部の梶木福枝さんから感想を寄せてもらいました。
- 山菜てんぷら食べ交流/みんな全身泥だらけ
- 新日本婦人の会岡山県本部・産直交流サークルが主催して、5月6日、「わらび採りと山菜のてんぷらを食べよう」が行われ、吉備中央町に住む農民連会員の畑野勝利さん宅へ子どもも含め45人が集いました。
- 旬の味
- 初夏を迎え、大阪・南河内でも田植えが終わり、農家のお母さんたちはなにわ伝統野菜の栽培に忙しい
■2012年5月28日(第1022号)
- 国民健康保険税(料)の軽減に取り組もう/国保税減額の事例
- 6月、7月は平成24年度(2012年度)の国民健康保険税(料)(以下、国保税)の納付書(キップ)が届く時期です。各地で集まり、確定申告の控えと国保税の納付書を持ち寄り、正しい税額かどうか確かめましょう。そして負担が重い場合には自治体に減免を申請するなど、まわりの農家にも呼びかけて運動を進めましょう。
- どんなエサ(FTA)にもすぐ飛びつく“ダボハゼ”政権
- 野田首相は5月13日に開かれた日中韓首脳会談で、年内に日中韓FTA(自由貿易協定)交渉を開始することで合意し、共同記者会見で「TPPと日中韓FTAを並行的に追求し、すべてが活性化することを期待したい」と強調しました。
- 会員の利用率高めよう
- 福岡県農民連と新日本婦人の会県本部との合同産直会議が4月25日、農民会館で開かれ30人ほどが参加しました。
- 私もTPPに反対です
- 全国建設労働組合総連合東京都連合会(全建総連都連=東京土建など15組合、約14万人で組織)では、2月と3月に「TPP参加に慎重な対応を求める学習会・国会要請行動」を行い、それぞれ約100人の組合員が参加しました。学習会では、民主党の国会議員などから、アメリカの真のねらいや韓米FTAの問題点などについて講演を聞き、そのあと国会議員に、公共事業の入札基準の変更や海外企業の参加による低価格競争、地域建設業者の受注減や外国人労働者の参入による失業・低賃金化に対する懸念などを要請しました。
- 農のこころ
- 一村の水音走る田植どき
- TPP映画祭
- TPPは、農業ばかりでなく、食の安全、医療、労働、公共サービスなど、あらゆる分野に影響を及ぼし、国のかたちを変えるものです。TPPに参加すれば、私たちのくらしはどう変化するのでしょうか。映画を通して、私たちのくらし、未来を考えてみませんか。
- DVD紹介/大野和興監修 アジア太平洋資料センター制作『お米が食べられなくなる日』
- 日本人の主食、お米。しかし10年後には、日本で米作りができなくなるかもしれません――。そんなショッキングなナレーションで本作は始まります。
- 救援ボランティア 東北へ行ってよかった(手記)
- 私は、岡山県農民連・県南支部の杉本太郎さんといっしょに、救援ボランティアとして東北に行ってきました。4月19日、会員のみなさんから援助いただいた米や野菜、もちなどを車いっぱいに積んで出発。1300キロを17時間かけて岩手県宮古市の被災地へ届け、23日に帰ってきました。
- 横浜市の「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届ける保育園の会」
- 東日本大震災以降、横浜市内の保育園のみなさんが、自分たちに何かできないかと立ち上げたのが、「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届ける保育園の会」です。
- 「つながる絵手紙一筆箋」
- 大震災と原発事故から1年余りが過ぎました。自然災害だけなら何とか時間がかかっても乗り切れるはずです。でも、人災ともいえる原発による放射能汚染と風評被害。農林漁業をもとにもどすにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
- 田植え体験学習会に参加
- 5月6日、.滋賀県農民連の契約農家(大西代表)の協力で、「田植え体験学習」に参加しました。この日は、まわりの景色も素晴らしく絶好の田植え日和。アメリカの方も参加し、国際色豊かに田植えが始まると、お父さんやお母さんも加わり子どもたちのにぎやかな歓声があがりました。
- 旬の味
- 会津若松駅から「SLばんえつ物語」号に乗って、蔵とラーメンの街、喜多方へ行く。シュシュポッポと力強く前へ進む蒸気機関車。その吐き出す黒煙が、田植え間近の水面に溶け込んでいくようだ
■2012年5月21日(第1021号)
- 大飯原発再稼動許すな!/引き続き「東日本大震災・原発事故救援復興募金」のお願い
- 関西電力・大飯原子力発電所の再稼働が焦点となっています。大飯原発がある福井県おおい町から、再稼働をめぐる情勢をリポートします。
- 原発ない社会の実現を/12年国民平和大行進でも 原発と核兵器ゼロ訴え
- 北海道の泊原発3号機が定期検査に入り、日本国内の50基あるすべての原発が止まった5月5日、農民連も参加する「原発をなくす全国連絡会」が東京・JR新橋駅前で宣伝行動に取り組みました。
- アメリカいいなり、TPP推進明確に―断念するまでさらにたたかい抜く
- 一、野田首相とオバマ大統領は、日本時間の5月1日、アメリカ・ワシントンで日米首脳会談をおこない、「未来に向けた共通のビジョン」と題する共同声明を発表した。
- 原発事故の損害賠償運動交流会
- 農民連は4月26日、東京都内で、福島第一原発事故の損害賠償運動の交流会を開き、各地から約50人が参加しました。
- 農のこころ
- 耕耘機始動す尾根の退きつ起つ
- TPP参加反対、震災復興・原発ゼロ/農民連のプラカード 見事に“金賞”に輝く
- 「TPP参加反対」「消費税増税するな」「震災復興、原発ゼロ」などをスローガンに東京・代々木公園で5月1日に開かれた第83回中央メーデーには2万1000人が集い、農民連本部も参加しました。
- 福島・会津農民連・前田新さんの詩 アメリカの芸術家 版画に仕上げ出版
- 2011年7月18日付の新聞「農民」に掲載した福島・会津農民連の前田新さんの詩「見えない恐怖の中で僕らは見た」は、多くの感動を呼び、各地で朗読されるようになりました。福島県立医科大学講師の後藤宣代さんは、昨年10月27日、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校で開かれた「フクシマ原発シンポジウム」でこの詩を紹介したところ、同大学教授のアンドリュー・バーシェイさんが英訳。アメリカでも話題になりました。
- 梨と桃の花見 シイタケ狩り、温泉につかりゆっくりツアー/群馬農民連産直センター
- 4月10日、福岡県の新日本婦人の会久留米支部の産直小組と美人湯小組の約15人が、みのう農民組合の佐々木督文書記長の梨畑に花見に来ました。天候の関係で、梨の花はまだ2、3分咲きほどでしたが、桃の花は見事に満開!
- 女性部あってよかった/南相馬市の女性たちは今…
- 「農民連があってよかった」「女性部に支えられた一年だったね」――東日本大震災と福島第一原発事故から一年。福島県農民連女性部の総会が4月29日、南相馬市小高区で開かれ、全県から16人のお母さんたちが集いました。
- なかやす牧場 リニューアルオープン
- おっぱいアイスでおなじみの「なかやす牧場」(静岡県浜松市)が、4月14日にリニューアルオープンしました。リニューアルに伴い、新商品の自家製プリンとジェラートの販売を始めました。
- 旬の味
- 新緑がまぶしい。木の種類によって若葉の色合いが違うし、ひと雨ごとに葉の色が濃くなり、緑色のグラデーションが美しい
■2012年5月14日(第1020号)
- “TPP反対”で一致/1万人キャンドル集会
- 「野田首相は日米首脳会談でTPP参加を表明するな!」―4月25日、国会周辺や日比谷野外音楽堂、銀座などで、「TPP反対」で一致し、広範な市民団体や個人、農林漁業団体、医療関係者、労働組合、消費者団体などが集まり、これまでにない画期的な共同の広がりとなりました。
- アメリカでBSE感染牛
- アメリカ農務省は4月24日、カリフォルニア州で飼育されていた乳牛1頭からBSE(牛海綿状脳症)の感染が確認されたと発表しました。これで4例目です。
- 原発事故の損害すべて償え
- 農民連は4月26日、福島第一原発事故によるすべての損害を速やかに支払うことなどを求めて、東京電力本社と交渉しました。交渉には、福島をはじめ山形、宮城、栃木、群馬などの東北・関東の近県や、静岡、奈良、大阪など15道府県から約50人が参加。東京電力側は、賠償相談室の紫藤英文部長らが対応しました。
- 東電本社に抗議、政府へ要請
- ふくしま復興共同センターと福島県農民連は4月26日、「原発の再稼働許すな、電気料金値上げ反対、原発事故の全面賠償と賠償金への課税撤回」を求めて、東京・千代田区の東京電力本社前で抗議集会を行い、東京電力と政府に対して要請を行いました。福島からバス5台でおよそ150人が参加しました。
- 農のこころ
- 島捨てず子に従はず種子おろす
- アメリカいいなりの輸入規制緩和許さぬ
- 生活クラブ生協やパルシステム生協連、全国農業協同組合連合会などで構成している「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」が、4月25日、東京都内で「BSE(牛海綿状脳症)対策の見直しを考えるシンポジウム」を開きました。
- 多くのカンパと応援に励まされて/放射能・農薬などの分析料金を改定
/ゲルマニウム半導体検出器導入に尽力したフランスCGT
- 4月23日、待望のゲルマニウム半導体検出器による検査を開始することができました。高い性能を発揮するこの装置の稼働は、原発事故と対峙(じ)し、食糧主権を掲げる運動を進めていく上で、とても大きな意味があります。
- TPP阻止小さな垣根を超え大きな連携を(1/5)/(2/5)/(3/5)/実行委員団体と賛同団体/(4/5)/(5/5)
- 「1万人キャンドル集会」では、TPPを考える国民会議・副代表世話人の山田正彦衆院議員が開会のあいさつを行い、民主党の篠原孝衆院議員が4月のアメリカ訪問を報告。ヒューマン・ファーマーズ、チグリハーブ、三宅洋平さん、Yaeさん、喜納昌吉さんがライブセッションで盛り上げ、東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんと「サルでもわかるTPP」の安田美絵さんがミニ講演。そして各分野から一言アピールを行いました。最後に、タレントの藤波心さんが集会アピールを読み上げ、「市民アクション実行委員会」から菅野芳秀さんが「希望と未来は私たちの手のなかにあります。がんばりましょう」と、力強く閉会のあいさつをしました。
- 2012夏季カタログ
- 人と人とのつながりを実感できる、「2012夏季産直カタログ」ができあがりました。「つながっていれば、私たちは負けない」をテーマに、被災地応援の産直品コーナーも設けました。
- 鳴子温泉「農民の家」(宮城)で感謝の集い
- 宮城県東松島市の沿岸部で地震と巨大津波に襲われた住民は、大崎市の鳴子温泉にある「農民の家」を避難所にして共同生活を送り、その後各地の仮設住宅に分散して生活をしてきました。そのみなさんが、大震災から13カ月後の4月11日、「農民の家」で再会しました。
- 春の農園見学とTPP学習
- 神奈川県の相模大野九条の会は4月14日、春の農園見学とTPP学習会を参加者32人で開催しました。雨天でしたが好評でした。
- アースデイ東京2012
- 地球のことを考えて行動する日――アースデイ東京2012が4月21、22の両日、代々木公園などで開かれ、2日間でおよそ11万人が参加しました。今年のテーマは、「新しい未来は自分たちの手で」。若者らが多数訪れ、環境、エネルギー、女性と子ども、平和、食と農などのテーマで出店やトーク、コンサート、パレードが盛大に行われました。
- 第71回中日農業賞・優秀賞に
農民連青年部長 杵塚 歩さん受賞/今年も茶摘み交流 過去最高の参加者
- 地域農業を引っ張る若手生産者や生産団体をたたえる第71回中日農業賞(中日新聞社主催、農林水産省、中部9県後援)の贈呈式が2月28日、名古屋市で行われ、農民連青年部長の杵塚歩さん(静岡県藤枝市)が優秀賞を受賞しました。杵塚さんの受賞の喜びと今後の決意です。
- 桃の花いま満開!/原発もういらない。/たけのこの元気をもらっちゃおう
- “岡山といえば桃!” いま、赤磐市(旧山陽町)では桃の花が満開です。例年なら4月初旬に花が咲くのですが、今年は寒い日が続き、中旬になってやっと開花しました。
- 旬の味
- 松の切り株跡地に植え付け、ドングリから育てたクヌギ苗が、淡緑の小さな葉をつけ始めた。寒さで遅れていた桜も一気に開花し、今は新緑の葉桜だ。用水路には水が引かれ、田植えの準備が急ピッチで進む。畑では夏野菜の植え付けが終わった
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