農のこころ丸山美沙夫
故郷の兄が絶やさぬ植田かな 福多 清光 俳誌『南柯(なんか)』から。久しぶりに帰った故郷であろうか。子供の頃よく手伝いした懐かしい思い出とともに、荒廃させることなく植田になっている情景に、安らぎを感じている作者の心情がよく伝わってくる。「兄が絶やさぬ」の平明な表現の中に、時代の農業に立ち向う者と、関心を持って声援する兄弟の温かい出合いだ。
(新聞「農民」2012.6.11付)
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[2012年6月]
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