農のこころ丸山美沙夫
産土(うぶすな)の風のみがきし代田かな 曷川 克 俳誌『爽樹(そうじゅ)』から。生れた土地の守り神、鎮守の森から吹く風だろうか。代掻きの終えた水田の輝きがとても美しい眺めとなる。作者は「風のみがきし」と、感動を詠みとっている。自らその仕事に打ち込んでいる自負があるからだろう。水田を守っていくことの大切さ、力づよさがひしひしと伝わってくる一句である。
(新聞「農民」2012.6.4付)
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[2012年6月]
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