固定資産税軽減の仕方わかった
岡山県農民連
学習会に会員以外の人も
今年は、3年に一度の固定資産税評価替えの年です。岡山県農民連では5月16日、岡山市南区にある灘崎班で「固定資産税の学習会」を開き、会員以外の人も含め10人近くが参加し、熱心に学習しました。
はじめに、県連の坪井貞夫会長が固定資産税の仕組みや課税軽減の仕方などについて説明しました。会員に誘われてはじめて参加したAさんは、自分の土地の図面を黒板に書いて「息子夫婦と別世帯で隣に住んでいるが、これであっているのか」と質問。農地の単価を計算し、「はじめて知った。これまで課税額を確認せずに納めてきた。今日はたいへん勉強になった」と、新聞「農民」の読者になってくれました。
また、高額な固定資産税(一般農地の約54倍)に「悪代官よりひどい!」と結成された「倉敷市の農業を考える会」は昨年、固定資産税・都市計画税の軽減などを求めて約1万1000人から署名を集め、市と3回も交渉を行っていました。
しかし、今年届いた納税通知書を見るとさらに税負担が増えています。
5月17日に開いた「考える会」の拡大役員会では、「これでは税金を払うために農業をしているようなものだ。いまこそ、農地を守ることが大切」と、6月はじめにも不服審査請求を行うことを決めました。
(岡山県農民連 秦明美)
(新聞「農民」2012.6.4付)
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