“隠れGM(遺伝子組み換え)”ナタネ調査
農民連食品分析センター
千葉港・鹿島港(茨城)
真の汚染実態解明へ
農民連食品分析センターは4月3日、千葉港と茨城・鹿島港で、種子がこぼれ落ちて発芽したと思われる遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査を行いました。「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」と共同の調査でした。
今回の調査の目的は、簡易試験紙で行う1次検査で「GMでない」(陰性)と判定されたものが、DNAを精密検査する2次のPCR法で「GM」(陽性)となる“隠れGM”の実態を調べるためです。表向きではわからない遺伝子組み換え汚染の真の実態を把握し、深刻な状況に陥っていることを明らかにするねらいがあります。
千葉では、道路脇に生えていた3つのナタネを採取して調べると、1次試験では3つとも陽性(遺伝子組み換え)でした。
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遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンのみなさんと共同でGMナタネ調査。手前は分析センターの泉さんと八田さん(その奥) |
鹿島では、分析センターは6検体を採取しましたが、1次試験ではいずれも陰性でした。キャンペーンが採取したものに、陽性が1検体ありました。
分析センターは今後、全国的な調査を行い、GM汚染の実態を詳しく調べる予定です。
(新聞「農民」2012.4.30付)
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