「農民」記事データベース20120423-1018-17

宮城災対連 11回目の支援活動

関連/鼻からからだの中まで春風が吹きぬける


心一つの東北農民
力強く広く温かく

 宮城県農民連や労働組合、民主団体などで作る宮城県災害対策連絡会(宮城災対連)は3月31日、震災後11回目となる「炊き出し&なんでも相談会」の支援活動を、東松島市のグリーンタウン矢本の仮設住宅で行いました。

 この日は、山形・庄内農民連と産直センターの会員18人もマイクロバスで駆けつけ、700食の豚汁を提供しました。宮城での炊き出し活動は17回目を数えるというだけあって、大鍋いっぱいの豚汁も手際良く完成。野菜たっぷり、アツアツの豚汁は大好評でした。

 宮城県農民連は、県産米や野菜、甘夏などを、小分けして配布しました。

 ソニー労働者が高齢者の助っ人

 仮設住宅の住民は高齢者がたいへん多く、重いお米を運ぶのもひと苦労です。そんな時は荷物運びの助っ人として、ソニー労組の若者たちが登場。若者たちは、3月28日のソニーとの団体交渉で、大震災を口実にした非正規雇用の雇い止めを事実上撤回させ、正社員での再就職を保障させたばかり。「僕たちも皆さんの支援に支えられました。今度は僕たちが支援したいと思って」と、さわやかな笑顔で、率先して若い力を発揮していました。

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高齢者の荷物運びに、ソニー労組の青年たち(右端)が大活躍


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茨城・石岡市 鈴木 伸子

(新聞「農民」2012.4.23付)
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2012年4月

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