長野県農民連に青年部が誕生
結成を機に農民とともに
地域活性化していきたい
長野県農民連に青年部が誕生! 3月27日、長野県南部の松川町で青年部の結成会が行われました。
参加した青年は6人でしたが、メッセージ付きおやきを持参した元青年や心配して見に来た先輩たち、そして県連会長の竹上一彦さんなど、あわせて13人が参加しました。
時代に合った新しい開拓者に
「長野にも青年部をつくろう」と呼びかけたのは、全国連青年部幹事の弦巻吉春さん。結成会では、はじめに弦巻さんが「今年2月の全国連青年部総会で、『作り続ける』という全国の青年の決意を聞いて、長野にも青年部を結成しようと決めた」と、呼びかけた思いを参加者に伝えました。
結成会に参加した、弦巻さんの大学時代の友人でもある大塚浩一郎さんは、今年から農業を始めた新規就農者です。弦巻さんは、大塚さんにとって全国の青年とのつながりが時代に合った新しい販路開拓になるのではないか、と期待を寄せています。
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おやきを持って“がんばるゾ!” |
初めて顔を合わせた小谷普(ゆき)子さんは、御嶽山のふもとにある王滝村で農業をしながら実家の民宿に野菜を卸しています。小谷さんは「王滝村で農業をしている若者はゼロに等しく、こういう集まりがあると本当にうれしい。生産者と消費者にネットワークを広げて農業を通じて地域を活性化していきたい」と青年部の結成を喜んでいました。
農業に興味もちいろいろ勉強を
佐久地域からは、ズッキーニやトマトを栽培している内藤広野さんと、農業に興味を持ち「いろいろ勉強したい」と意欲的な田中ユリさんが参加。「青年部結成を機に、地域で若者に声をかけたい」と意欲を示してくれました。
さらに、予定が合わず参加できなかったリンゴ農家でおやき職人でもある湯本真理子さんは、お祝いのメッセージとともに「ふきみそ」や「りんごあんこ」などおいしい4種類のおやきを送ってくれ、参加者のおなかと心を農業青年らしく食で激励してくれました。
要求の実現へ第一歩ふみだす
話が盛り上がるうちに、上伊那地域で白毛餅やりんご、ブルーベリーの生産をしている白鳥友季子さんのリンゴ農園で、音楽祭をやろうなどの提案も出され、初対面で緊張していた結成会も徐々にほぐれていきました。そして、「身近な楽しいことから始めよう」をモットーに活動を進めることを決め、一回目の企画として「何をしたいかを話し合うための会」を小谷さんの民宿で合宿することが決まりました。
小さな要求の実現から大きな要求の実現につながる第一歩を踏み出した結成会になりました。
(農民連青年部 武田伸也)
(新聞「農民」2012.4.23付)
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