さよなら原発大集会inいばらき
「東海第2」の再稼働阻止を!
茨城農民連も参加する実行委員会でつくる「さよなら原発大集会inいばらき」が4月1日、ひたちなか、那珂両市と東海村にまたがる笠松運動公園で行われ、3100人が集いました。
大集会に先立つ、「つながるステージ」では、百姓フォーク、ヒューマン・ファーマーズが「ふるさとを汚したのは誰」などを歌い、福島県農民連の亀田俊英会長が「原発避難民を二度と出さないよう、みんなで脱原発、自然エネルギー豊かな日本をつくろう」と訴えました。
大集会では、呼びかけ人の田村武夫さん(茨城大学名誉教授)が「きょうの集会を機に、原発ノーの声を大きくし、みんなの力で東海第2原発の再稼働をやめさせよう」と開会あいさつ。参加した日本共産党、みんなの党、新社会党があいさつし、東海村村長の村上達也さん、福島県浪江町長の馬場有さんのメッセージが紹介されました。
JA茨城県中央会損害賠償対策室長の大和田憲秀さんが「370億円分の損害賠償を請求したが、年末に一定程度支払われただけで、今年に入ってからは、1円たりとも入ってこないし、交渉も進んでいない。東電の対応に憤りを感じている。がんばって安全・安心な食料を届けたい」と述べました。
茨城県北農民センターの鈴木孝夫さん(北茨城市)が「米の無農薬栽培に取り組んできたが、売り上げが激減した。東電は謝りにもこないし、行政も何もしてくれない。みなさんも被害者。一緒に東電に賠償請求を行い、行政を動かそう」と呼びかけました。
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壇上から訴える鈴木孝夫さん |
物産模擬店には、茨城農民連の各農民組合や産直センターが、自慢の農産物や加工品を出品し、千葉、埼玉の農民連、神奈川農畜産物供給センターも駆けつけ、食の安全・安心、TPP反対、食料自給率の向上をアピールしました。
交流テントでは、農民連食品分析センターが、太陽光発電のシンチレーション分析器で放射能検査を実演。土壌、玄米、野菜、イワナなどが持ち込まれ、検査や相談に応じていました。
(新聞「農民」2012.4.16付)
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