買い物に来れない高齢者・子育て世代
要望にもっと応えよう
=名古屋・合同の合宿研修会=
いのこしの樹産直ひろば
名古屋市にある生産者と消費者が協力して運営する直売所「いのこしの樹産直ひろば」は、今年6月で12年目を迎えます。直売所の運営スタッフと農民連の生産者が3月14日、合同の合宿研修会を行いました。
はじめに、田原市にあるアツミ産直センターを訪ねました。各地に出荷されるキャベツの山を見ながら、「こんくらい、いっぱいいろんな物を産直市にも出してくれるといいね」と、スタッフの小声の感想に、案内役の本多正一事務局長も苦笑い。その後、生産者の会(愛知豊田、西尾張、新城、岐阜西濃の農民組合、アツミ産直センター)と運営スタッフなどの16人で会議を行いました。
|
研修会に参加したみなさん |
生産者の会から、昨年度の出荷と売り上げ、前年との比較などの報告があり、来店者の要望にどう応えるか、産直ならではの農産物の出荷をどう伸ばすかなどを話し合いました。
特に、高齢者や子育て世代が買い物に来れないとか、買い物を自由にできない(米など重くて持ち帰れないなど)という人への対応について対策を議論しました。
もともと、地域で買い物ができる場所をなくさないでほしいという願いからスタートした「いのこしの樹産直ひろば」。なんとか地域の人たちに産直の農産物を届けたいと、白熱した議論が夜遅くまで続きました。
(岐阜・西濃農民組合 船田義博)
(新聞「農民」2012.4.9付)
|