ゲルマニウム半導体検出器
(高性能の放射性物質分析装置)
が到着
食品分析センター
食の安全・原発ゼロへ大きな弾みに
高性能の放射性物質分析装置、ゲルマニウム半導体検出器(キャンベラ社製)が3月27日、農民連食品分析センター(東京都板橋区)に到着しました。全労連と友好関係にあるフランスの労働組合のみなさんによる支援・協力と、全国の方々から寄せられたカンパで購入した機器です。4月から食品の放射能基準も見直されるもとで、「食の安全・安心」を守る食品分析センターの役割はますます大きくなります。
ゲルマニウム検出器は、厚生労働省の検査マニュアルで確認試験に使用することが定められている機器です。搬入は、重量が1・6トンを超える部品をクレーン車でつり上げての大作業でした。翌28日には、白石淳一会長をはじめ役員らが視察に訪れました。
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農民連役員らにゲルマニウム半導体検出器の説明をする八田所長(右) |
分析センターの八田純人所長が分析装置の説明を行い、「食の安全を守り、原発ゼロをめざす運動を進めるうえで大きな力になります。大いに活用してください」と呼びかけました。
今後は機械の調整作業を行い、準備期間を経て本格的な稼働に備えます。
(新聞「農民」2012.4.9付)
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