3・13重税反対全国統一行動
仲間9人と統一行動に参加して
大阪・農民組合阪南支部協議会会長 山下 博
TPP参加・消費税10%反対
私は今回初めて、3・13重税反対全国統一行動に農民組合の仲間9人といっしょに参加しました。
参加した一番のきっかけは、昨年度に税務調査を受けたとき、農民組合大阪府連の田中豊書記長といっしょに、泉南民主商工会の池田栄一さんに立ち会ってもらったことです。池田さんは、税金の勉強会や税の実務について、本当に困っている人たちに心の底から相談にのってくれて、非常に心の広い人だなというのが私の印象です。
この日の行動では、農民組合を代表して「消費税増税と社会保障の一体改悪」とTPPについて意見を表明しました。この取り組みでひしひしと感じたことは、この行動が納税と自らの権利を主張する真の納税団体の集まりであり、個々の団体を一つにまとめて税務交渉に真剣に取り組んでいることでした。
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デモ行進の先頭を行く山下会長(左端) |
私たち農民組合は、むしろ旗に「農家つぶし、TPP参加・消費税10%反対」の要求を掲げ、私も要求を書いたゼッケンをつけて、デモの先頭を歩きました。初めての経験でした。
真剣な税務交渉の姿に感心
自主申告の後、参加者は税務署の課長に要望書を手渡し意見交換しました。対応した税務課長が責任を負わないようにスルリスルリと逃げながら、こちら側には注文を出してくるのがよくわかりました。
これに対して参加者が、宣伝の自由や自主申告権などを主張しましたが、「これが本当の税務交渉だな」と感じました。納税者側と税務署との真剣な税務交渉によって、双方の共通点が見いだせるような気がしました。
(新聞「農民」2012.3.26付)
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