農のこころ丸山美沙夫
春耕に力を込めて一衣脱ぐ 武井 梅仙 俳誌『花顔』から。冬から田畑を覚ます農耕の仕事がはじまる。農人がいっせいに野に出ていく頃で、草木の芽吹きとともに活気づくとき。朝夕の寒さは続くので着ぶくれたまま仕事をしていたのだろう。勇み立ちて作業をはじめたのだがすぐに汗ばんでくる。「一衣脱ぐ」に凝縮させた表現の中に意気込みが伝わる。
(新聞「農民」2012.3.26付)
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[2012年3月]
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