千葉・房総食料センター
創立30周年を祝う
人と人との「ひびきあい」大切に
消費者と力合わせ前進したい
「“おいしかった”のひと言が何よりのはげみ」「これからも消費者や支えてくれるみなさんと力を合わせていきたい」(女性)、「おいしい野菜、魅力ある農業、頼れるセンターとなるよう力を合わせてがんばりたい」(青年)――生産者が未来への思いを語った房総食料センターの設立30周年記念式典・祝賀会が2月16日、千葉県成田市で開かれ、組合員のほか消費者や出荷先、県や自治体の関係者など約250人がつどいました。
房総食料センターは、千葉県の東総・北総地域にわたる九十九里平野の一角に位置し、1982年に23戸の生産者でスタート。現在200戸の生産者が加入しています。
式典はYAMADA星太鼓による創作和太鼓で開演し、理事長の竹内壮文さんが、人と人との「ひびきあい」を大切に活動してきた30年間を振り返り、組合員も3世代にわたっていることなどを紹介。「消費者に信頼される品質の向上と、安全で健康でおいしい作物づくりをさらに前進させたい」とあいさつしました。
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「ものづくりに一層励みたい」と語る青年たち |
来賓として香取市長(代読)のほか、東都生活協同組合、生活協同組合ちばコープ、新日本婦人の会東京都本部、(株)ヴェルジェの代表、そして農民連から笹渡義夫事務局長がお祝いの言葉を述べました。
懇親会では、30年の歩みをまとめたビデオを上映し、会場となったホテルの協力で、房総食料センターの野菜を使った料理が振る舞われました。生産者によるリレートークのあと、「未来を担う決意と先輩たちへの感謝の気持ちを込めて」舞台にあがった12人の青年が勢いある手締めを行い、拍手かっさいのうちに閉会しました。
(千葉県農民連 森吉秀樹)
(新聞「農民」2012.3.19付)
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