農のこころ丸山美沙夫
果樹畑の雲刻み出す剪定音 美沙夫 林檎(りんご)・梨・葡萄(ぶどう)など、果樹づくりの大事な仕事として、生育や結実を良くするために、芽が出る前の三月ごろいっせいに剪定作業が行われる。雪国では春雪も時々あるが、果樹木も樹液をあげて活気づいていく頃となる。そちこちの畑から剪定鋏の刻む音が、まるで冬雲を刻み込んでいくような快音を感じさせてくれる。
(新聞「農民」2012.3.19付)
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[2012年3月]
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