「農民」記事データベース20120312-1012-15

信頼され安定した取引を

生産者と米屋さんの商談交流会


農民連ふるさとネット

自慢の米を熱心にアピール

 生産者グループと米販売店との商談交流会が2月26日、都内で開かれ、全国の米生産者が自慢の米を米屋さんにアピールし、交流しました。主催はアグリ・プラン。

 昨年以降、米流通は震災と原発被害の影響で不安定になり、米の仕入れ価格は大幅に値上がりしています。不安定な米価と流通のもとで、生産者と米屋さんが「安定した量と価格の取引で信頼できる関係」を築くようにと開催されました。

 各地の生産者がお米屋さんを相手に、サンプルや試食品を交えて、産地の状況や栽培方法、米の特徴などを熱心に説明しました。

 農民連ふるさとネットワークも出展し、米以外にも農産物加工品をいろいろ並べたブースでは、昼どきには人だかりができるなど注目を集めていました。

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産地自慢の農産物をアピールして交流しました

 ふるさとちばネットワークは、県の奨励品種で関東地域では最も早く収穫される、ふさおとめを、茨城県の県南筑波農産センターはアイガモによる除草で栽培した無農薬のコシヒカリをそれぞれアピールしました。

 長野県の上伊那農民組合産直センターは、農家秘伝の古代米で作った白毛餅を出品。日本販売農業協同組合連合会(日販連)は、茨城・ひたち野のエサ米卵・「穂の香卵」を出展し、黄身の白さが関心を呼んでいました。試食した人たちは「甘みと風味があっていいですね」と感想を寄せていました。

 米屋さんから「サンプルを送ってほしい」という要望が寄せられるなど、新たな取引の関係が芽生えた商談会になりました。

 さらに、ふるさとネットは、農民連食品分析センターによる放射性物質測定検査の活用を呼びかけました。

(新聞「農民」2012.3.12付)
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2012年3月

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