やっぱり危ない!TPP
全国食健連がシンポ
関連/全国食健連リーフレット 「これがTPPだ!」作成
労働、医療、農と食の安全
改めて問題を検証
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は2月25日、東京・文京区の全労連会館で「やっぱり危ない! TPPシンポジウム」を開き、会場いっぱいの230人が参加しました。日本共産党と国民新党から、連帯のメッセージが寄せられました。
新日本婦人の会の笠井貴美代会長が「民意おきざりで暴走する野田政権に国民の怒りが高まっている。あらためて最新情報をもとにTPPの危険性を検証し、今後の運動の前進を」と主催者あいさつしました。
民主党国会議員首藤信彦氏出席
訪米調査活動を報告
シンポジウムでは、民主党の国会議員で「TPPを考える国民会議」の首藤(すとう)信彦氏が、「アメリカ国内はTPPどころか、自由貿易自体に対して懐疑的な意見が強かった」など、1月上旬に行った30カ所におよぶアメリカの政府機関や関連団体を訪問し意見交換した内容を報告。また、全労連の小田川義和事務局長、主婦連合会の山根香織会長、全国保険医団体連合会の寺尾正之事務局次長、農民連の笹渡義夫事務局長が、労働や医療、農と食の安全など国民生活に及ぼす危険性を報告しました(4、5面に詳しく掲載)。
コーディネーターの坂口正明さん(全国食健連事務局長)から、日本政府が行っているTPP加盟国との「事前協議」の現状や韓米FTAの問題点なども出され、新潟県農民連の今井健会長が県内で広がるTPP反対のたたかいを報告するなど、会場からも発言がありました。
ユニークな活動も紹介され、アメリカ・ホワイトハウスのホームページにTPP反対の請願署名コーナーを直接開設した市民グループの一人、松田佳子さんは「ネット上で反対運動を強め、国民的な運動をめざしている。ぜひ署名にご協力を」と呼びかけました。
学習会などに大いに活用を
全国食健連がリーフレット「これがTPPだ!」を作りました。最新情報をもとに「Q&A」で構成されています。小集会や学習会にはぴったりのテキストです。
▼B5判8ページ、1枚5円(送料実費、2000部以上から無料)
▼注文・問い合わせ先 TEL 03(3372)6112
(新聞「農民」2012.3.12付)
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