農のこころ丸山美沙夫
干藷の噛めば噛むほど人の味 齊藤 美規 俳誌『麓(ふもと)』から。サツマイモを蒸したり茹でたりして、薄く切って干しあげる保存食品である。干柿などとともに農家では昔からどこの家でもつくられてきた。今は特産地などで量産されている。食文化も時代とともに変化していくが、守られ愛されていく食の一つでもあろう。この句の「人の味」にも情感の広がり。
(新聞「農民」2012.3.5付)
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[2012年3月]
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