牧草支援の北海道の3人
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斉藤さんの牛舎にある牧草を手にする北海道の仲間ら |
その後、郡山市石筵(いしむしろ)で酪農を営む橋本整一さんの牧場に向かいました。ここでは、地域の酪農家と共同でエサ米のホールクロップサイレージを作り、給与していました。牧草やデントコーンなどの飼料作物は、収穫時に畑の土が混入すると表土に残留するセシウムの混入の危険が大きいのだそうです。
また、佐々木健三さんの牛舎と「ささき牛乳」の工場に伺いました。原発事故の後、牧草は牛に与えられないので、北海道から牧草を購入しているそうです。同じ農家として放射能の怖さをあらためて気づかされました。
翌日は、南相馬市の避難区域ぎりぎりのところで酪農を続けている杉和昌さんを訪問しました。杉さんの奥さんと子どもは、いまも新潟に避難しているそうです。エサや敷きわらのこと、周りの酪農家の様子などを聞きました。
今回の訪問では、予想以上に被害が大きいことを実感し、たたかう農民連の姿は印象的でした。今後、物心両面の支援だけでなく、福島といっしょにたたかい、運動を進めることも大切な支援だと強く感じました。
訂正 2月20日付の「旬の味」中、「小出裕章教授」は「助教」の誤りでした。おわびして訂正します。
[2012年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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