食健連
新春からTPP反対宣伝
“農業と食の安全を破壊する”
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は1月6日、東京・新宿駅西口で新春の駅頭宣伝を行いました。
ビラ配布やTPPへの参加に反対する署名のほか、静岡のミカンを配りながら、「TPPへの参加・あなたはどっち?」と問うシール投票を実施しました。食健連に加盟する各団体の代表がマイクを握り、農民連の笹渡義夫事務局長は、「TPPへの参加は農業と食の安全を根こそぎ破壊します。国民との共同の輪を広げ、参加を断念させるまでご一緒にたたかいましょう」などと訴えました。
シール投票に応じた神奈川県大和市に住む女性(19)=学生=は「TPP参加で、日本から農業がなくなってしまうのは困ります。食の安全の問題でも、遺伝子組み換え食品などの表示が緩められてしまうことが心配です」と語っていました。
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TPPへの参加反対が圧倒的多数を占めたシール投票 |
秋田県能代市から来ていた女性(49)=会社員=は「農業県の秋田は、農協や保守の人までTPPに反対しています。こんなときに米の先物取引なんてやるのはおかしい」と怒っていました。
シール投票の結果は、「賛成・どちらかといえば賛成」は5、「反対・どちらかといえば反対」は105でした。
(新聞「農民」2012.1.16付)
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