希望もてる詩 感動覚えました
福島県農民連・前田新さんの詩
日本国内でアメリカで
朗読され、話題を呼ぶ
新聞「農民」の2011年7月18日付(981号)に掲載された前田新さん(福島県農民連・会津美里町在住)の詩「見えない恐怖の中でぼくらは見た」が、日本国内やアメリカで朗読され、多くの人たちに感動を届けています。
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兵庫県の新日本婦人の会西宮支部の朗読小組(ぼちぼちいこか)は、前田さんの詩を「原発ゼロ」をめざす市民集会や母親大会などで朗読しています。朗読小組の大野恵子さんは、兵庫県農民連のニュースで前田さんの詩を読み、「体の中にしみこむような感動を覚えた」と言います。朗読を聴いた参加者からは「はきはきとした大きな声と優しい感情が伝わってきて涙が出てしまった」「とても希望の持てる内容で感動した」などの感想が寄せられています。大野さんたちは、「これからも、多くの人たちの心をつかんだ前田さんの詩を朗読して、微力ながら力になっていきたい」と話しています。
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「原発ゼロ」をめざす市民集会で、前田さんの詩を朗読する新婦人のみなさん |
お母さんや農民の活動を紹介しながら
また、福島県立医科大学講師の後藤宣代さんは2011年10月27日、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校で開かれた「フクシマ原発シンポジウム」で、放射能から子どもたちを守るお母さんたちの活動や農民の取り組みなどについて話しました。その際、前田新さんの詩を朗読したところ、同大学教授で近代日本の研究では欧米で第一人者のアンドリュー・バーシェイさんが英訳してくれました。いま前田さんの詩が、アメリカでも話題になっています。後藤さんは、「新聞『農民』から世界に誇る革命詩が誕生しました。その一助になれてとても光栄です」と話しています。
(新聞「農民」2012.1.2付)
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