農のこころ丸山美沙夫
霜除けの笹竹立てて畑じまひ 内田 郁代 俳誌『万象』から。霜の害から作物を守るために菰(こも)や藁(わら)で覆ったり、作物によってさまざまな工夫がされている。この句から感じられるのは、雪国ではないことと、笹竹の多い地方の「霜除け」の特徴がよく出ている。笹の葉は覆う役割と、少しの風にも揺れて霜を防ぐ役割を果すのかも知れない。風土性もつ農の知恵。
(新聞「農民」2011.12.19付)
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[2011年12月]
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