勝利判決で“あの空へ帰ろう”JAL不当解雇撤回求め決起集会
日本航空(JAL)不当解雇撤回を求める裁判の結審(12月19日と21日)を控えた6日、不当解雇撤回を要求する総決起集会が東京・豊島公会堂で満員の652人が参加して、開かれました。 大黒作治・全労連議長が「このたたかいはすべての労働者の権利を守り、空の安全を守る共同のたたかい。勝利のため全力をあげよう」と主催者あいさつ。弁護団報告では日本航空の稲盛和夫会長の法廷での証言が紹介され、いかに解雇がひどいものかをはっきりさせました。
寸劇では裁判の内容が再現されました。裁判長が「稲盛会長の記者会見の発言はその通りですか」と質問。稲盛会長は「そうです。解雇した165人を会社に残すことは経営上不可能かというと、そうではないのは皆さんもおわかりになると思うし、私もそう思いましたし、そう発言したのは事実です。1884億円の黒字がでていたので確認しました」と述べたことが再現されました。 「こんな不当な解雇を許すことは絶対できない」と発言したのは、新日本婦人の会の笠井貴美代会長と日本マスコミ文化情報労組会議の東海林智議長。 航空安全推進連絡会議の玉地史郎議長がともにたたかう仲間の決意を表明。当面する行動として、署名、JAL闘争を支える会員拡大、日航本社前要請宣伝、全国での大宣伝活動などを提案しました。続いてJAL不当解雇撤回原告団の山口宏弥さん(乗員原告団団長)と客室乗務員原告団長の内田妙子さんが力強く決意表明し、全労協の金沢寿議長が閉会あいさつしました。 最後は力をあわせて勝利判決を勝ちとろうと、日航原告団のたたかいの歌「あの空へ帰ろう」を全員で大合唱して「わたしはフライトを愛し続ける、あの空へ帰ろう、きっと帰ろう」と感動の集会を終えました。 (農民連本部 石黒昌孝)
TPP参加まかりならん結成後初めて 兵庫・丹波革新懇が学習会軽トラ12台パレードも丹波氷上農民組合も参加する兵庫・丹波革新懇は11月5日、「どうなる農業や暮らし TPP緊急学習会」を氷上市で開催し、110人が参加しました。革新懇は8月に結成されたばかりで、これが最初の企画です。学習会では、渡邊信夫立命館大学講師が講演。TPPは関税撤廃だけでなく、食の安全、医療、金融、保険、雇用などの自由化で、暮らしも地域も破壊されることを明らかにし、「みんなでTPP反対の声をあげよう」と呼びかけました。 講演に先立ち、JA丹波ひかみ専務理事の荻野友喜氏、農民連会員でもある丹波市議の足立正典氏、丹波市農業委員会会長職務代理者の石塚和三氏が連帯のあいさつを行いました。 学習会の後、軽トラック12台で市役所からJR柏原駅前までパレードを行い、市民にTPP反対を訴えました。 (兵庫農民連 芦田浅巳)
(新聞「農民」2011.12.19付)
|
[2011年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会