農民はじめ国民を死に追いやる狂気の協定韓米FTA 国会強行採決全国農民会総聯盟 イ・グァンソク会長声明韓国のイ・ミョンバク大統領は11月29日、与党ハンナラ党の強行採決で国会を通過した韓国とアメリカの自由貿易協定(韓米FTA)の施行に向けて、関連法案に署名しました。これに対し農民や市民は、ソウルの国会周辺をはじめ全土で「イ・ミョンバクは退陣せよ!」「採決は無効だ!」と韓米FTAに反対するデモや集会を連日行っています。韓国のからの通信です。
私たち農民は与党ハンナラ党の解体、
11月22日午後4時24分、ハンナラ党は憲政史上類例のない非公開の本会議を開き、韓米FTAの批准案を可決した。ハンナラ党は99%の庶民ではなく、1%の持てる者とアメリカのための政党であることを再確認させてくれた。国会副議長は“何も恐れるものはない”という妄言を吐き、国民は破廉恥な売国奴であることを知った。 |
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11月24日、ソウル中心部の広場で、批准案強行に抗議する農民・市民ら(提供=KPL) |
全国農民会総聯盟(KPL)は、350万人の農民の鬱憤(うっぷん)と涙で今日を記憶するだろう。大韓民国の未来と農業へ死亡宣告を下したハンナラ党と151人の国会議員の名前を怒りで胸に刻む。
私たちは11月24日、農民大会を開催する。それは、国民的抵抗とたたかいの始まりであり、来年の総選挙と大統領選挙を通じて、国を売り渡した売国奴の落選のためのたたかいを組織の命運をかけて実践するだろう。
そして、110余年前、腐敗した欲深い官吏とたたかい、国を立て直すために毅然と闘争した甲午(東学)農民軍の精神と、農民たちの粘り強い闘争で徹底的にたたかうだろう。
今日が終わりだと考えるな。この地の350万人の農民たちは、ここに胸の奥底から突き上がる怒りで、ハンナラ党の解体とイ・ミョンバク政権退陣の闘争を宣言する。
2011年11月23日
協定の定めによると「どちらか一方の当事国が他方の当事国にこの協定の終了を希望することを書面で通知した日から180日後に終了する」とされています。だから、法律的にはこの協定の破棄は簡単です。
野党の国会議員は、来年の国家予算に関する会議の開催を拒否し、国民と共に声をあげるために街頭に出ました。
反韓米FTAのキャンドルライト運動は日に日に大きくなり、11月26日には約2万人がソウル中心部に集まりました。反対運動は韓国全土に広がり、今では地下鉄やバスの中でさえ反対のスローガンを目にすることができます。
日本のみなさん、私たちは負けません。たたかいはまだまだ続きます。
[2011年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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