春日部市(埼玉)農業委員選挙
農民連推薦の
根本健美さん初当選
埼玉県春日部市農業委員選挙が11月13日告示され、農民連推薦で立候補した根本健美(たけはる)さん(64)が無投票で初当選しました。
昨年11月の定例支部会議で、支部推薦を快く引き受けてくれた根本さんは、サラリーマンを退職後、農業者の資格を取るため埼玉県農業公社の研修を受け、2009年に資格を取り、春日部楽農倶楽部の会員として意欲的に営農しています。
告示当日、午後5時の立候補受け付け締め切りまで、学校給食に100%春日部産米を使用することや、街路樹や学校給食残渣(ざんさ)でたい肥場を建設し循環型農業を進めることなど7項目の政策を、農村部を中心に21ヵ所で訴えました。農業委員選挙始まって以来、街頭から政策を訴える根本候補に、各地で「何事か」と関心が寄せられました。
農民連から農業委員が誕生した意義は、大きなものがあります。それは、農業委員は、その地域の農業振興のために全力をあげて取り組むことが求められるからです。どんな政策で春日部市の農業を振興させるのかが、それぞれの農業委員に厳しく問われる時代になったからです。
新農業委員の根本さんは、「選挙で公約したことを着実に実行したい。そのためにいろいろな農業団体や消費者と協力・共同して進めたい。農業委員会でも建議を提出するなど、おおいに議論したい」と抱負を語っています。
(埼玉農民連 高橋利男)
(新聞「農民」2011.12.5付)
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