農のこころ丸山美沙夫
冬の田のつづき冬の田ひだる 神塩野谷 仁 俳誌『遊牧(ゆうぼく)』から。「ひだる神」とは、歩いている人にとり憑(つ)くという神のこと。峠や墓地などで、気力が急に抜けた感じになるそうだ。とにかく霊妙な感応を「冬の田」に絶妙に表現している。いま米作地帯はTPP参加をめぐって深刻な不安をかかえている。農に生きる者につきまとう暗い影の感応かも知れない。
(新聞「農民」2011.12.5付)
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[2011年12月]
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