“原発ゼロへ展望もてた”
TPP参加阻止へ全力集中
農民連関東ブロック 秋季研究交流集会
農民連関東ブロック協議会は10月18、19の両日、栃木県日光市で秋季研究交流集会を開き、約100人が参加しました。
出席者が真剣なまなざしで聞き入り、「原発ゼロの未来に展望が持てた」と感想を寄せた記念講演では、「原発ゼロと農山村の資源を生かした自然エネルギーへの転換」をテーマに、日本環境学会会長で元立命館大学教授の和田武さんが記念講演しました。農民連の真嶋良孝副会長が「TPPをめぐる緊迫した情勢とたたかいの展望」を、また茨城県農民連の村田深書記長が原発事故による損害賠償の経験を報告しました。
集会では、東日本大震災で炊き出しなどの救援活動で取り組んだ経験を千葉・埼玉・神奈川の青年が生き生きと報告したほか、被災した農地復旧のためにも仲間が必要と会員拡大に取り組んだ長野県栄村の経験などが報告され、秋の仲間づくりの運動に情熱を持って取り組む決意が語られました。
ブロック協議会の代表で千葉県農民連会長の大木傳一郎さんは、まとめの報告で、重大局面にあるTPP参加阻止に全力集中で立ち上がり、緊急行動に取り組もうと呼びかけました。
(千葉県農民連 森吉秀樹)
(新聞「農民」2011.10.31付)
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