「農民」記事データベース20111024-994-09

大豆畑トラスト・産直・食育…

農業守る運動熱く交流

鹿児島JAさつま日置・串木野支所
福岡みのう農民組合

関連/東京・主婦会館で 復興支援産直市


 まだ残暑の厳しい9月21日、鹿児島県日置市にあるJAさつま日置・串木野支所の運営委員会のみなさんが、総勢35人で福岡・みのう農民組合を視察に来ました。

 一昨年前に、みのう農民組合が隣町にあるJAさつま川内(せんだい)(当時)に出向き、大豆畑トラストなどの活動報告をしたことからのお付き合いです。

 佐々木督文書記長が、みのう農民組合の産直や生活と健康を守る取り組み、食育、そして農業を守る運動などの話をし、大豆畑トラスト運動と「里山にどんぐりを植えよう」の活動を詳しく説明しました。

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JAさつま日置・串木野支所とみのう農民組合のみなさん

 交流の中では、トラスト会員の集め方や対応する農家組合員の数などについて、さまざまな質問が出されました。「大豆は連作ではダメなんでしょうか。どうしているのですか」との質問には、「複数の組合員のほ場をまわしています」、「大豆、なす、ピーマンは、4年はあけたほうがいい」と答えました。

 最後に、「今後、高齢化がすすむ集落を活性化する一つの材料として、たいへん参考になりました」との感想が寄せられ、引き続き交流を続けて行くことを約束して別れました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)


“福島と聞いたら素通りできないヨ”

東京・主婦会館で 復興支援産直市

大震災被災地の果物など販売

 主婦連合会(山根香織会長)は10月5、6の両日、東京・四ツ谷駅前の主婦会館で、東日本大震災の被災地復興支援をテーマに、「復興支援産直市」を開きました。

 これには、農民連ふるさとネットワークとNPO「食と農」が出展し、福島県産の果物や埼玉県産の野菜、神奈川農畜産物供給センターの畜産物やパンなどを販売。またロビーには、TPPに関する新聞「農民」や資料が展示されました。

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生産者に声をかける清水鳩子さん(右から2人目)

 雨となった初日には、主婦連合会参与の清水鳩子さんも買い物に訪れ、「被災地の農家のみなさんはたいへんでしょう。私たちも何か応援しなければ」と語っていました。また、「福島と聞いたら素通りできません」「私も福島生まれよ」と声をかけられたふるさとネットの渡辺満広さんは、「お客さんからの励ましの言葉を被災地に届けます」と話していました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2011.10.24付)
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2011年10月

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