ゲルマニウム分析装置配備へ
協力のCGT(フランス労働総同盟)代表
高性能の放射性核種分析装置(ゲルマニウム半導体分析装置)を農民連食品分析センターに導入するにあたって、資金援助や発注・運搬の手配など多大な協力を行い、全労連と友好関係にある、フランス労働総同盟(CGT)のメンバー2人が9月28日、農民連本部と食品分析センターを訪れ、懇談と視察を行いました。 |
分析センターの八田所長(右)から説明をうけるヴァレ事務局長(左)とルブリスさん(その隣) |
一行は、分析の現場を視察。現在、稼働しているシンチレーション検出器による米やシイタケ、土壌の計測の様子を見学しました。
ヴァレ事務局長は「フランスに帰って、カンパを寄せ、協力してくれた人たちに分析センターのことを報告します。放射能分析で大きな成果を上げるよう期待しています」と話していました。
全商連の国分会長と岡崎事務局長は、「農家や商店が安心して出荷し販売するために、また、賠償請求行動や原発をなくす運動をより力強く進めていくためにも、核種分析装置の導入に大いに期待しています」と述べ、募金を手渡しました。
全商連の国分会長(左)と農民連の白石会長 |
これに対して、白石会長は「ゲルマニウム分析装置の導入をめざしつつシンチレーション検出器での分析を始めています。みなさんの期待に応えられるよう大事に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べました。
さらに、東電による損害賠償の本払いが始まることに伴い、「農家と業者が連携しながら、全面的な賠償を求め、原発をなくす運動につなげましょう」と確認しました。
[2011年10月]
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