「農民」記事データベース20111003-991-10

小学5年生と稲刈り交流

たちまち刈り上げ
スゲェー おおはしゃぎ

茨城・県南農民組合


画像 茨城・県南農民組合は9月15日、お米の取引がある東京・武蔵野精米店さんの紹介で、武蔵野東小学校の5年生たちと阿見町の大塚康夫さんの田んぼで稲刈りの体験・交流をしました。

 バス3台でやってきた小学生約80人は、軍手、長靴に暑さ対策の水筒を抱え、まずは大塚さん宅の庭でごあいさつ。大塚さんは「暑い中ですが、みんなが食べるご飯を自分たちの手で刈り取ってください」と激励しました。

 田んぼでは刈り取りを待つ稲穂が出迎え、まず大塚さんがコンバインの実演を見せたところ、小学生たちは「すげー!」とさらに気分がのってきて、おおはしゃぎ。さっそく刈り取る組、それを運ぶ組などに分かれて稲刈りを始めました。先生に教わりながらワイワイ言い合う子どもたち。そして稲穂の間からイナゴやカエル、トンボ、コオロギ、カマキリなどの虫を見つけては、また大騒ぎ。鎌の使い方がうまくいかず苦労している子もいれば、慣れた手つきでさっさと刈り取る子もいて、10アールほどの田んぼはあっという間に刈り取りを終えました。

 稲刈りの後は、持ってきたお弁当を食べました。大塚さんが用意してくれた「モロヘイヤスープ」は大好評で、鍋ふたつ分があっという間にぺロ〜リ。農家お手製の田舎料理をモリモリ食べていました。

 これからの未来を担う小学生たちに収穫体験をしてもらうことで、農家がどのように栽培し収穫しているのか。その大変さを実感し、食と農を自分自身の経験から感じてもらう意味でも非常に意義のある取り組みでした。今後とも継続していきたいです。

(茨城・県南農民組合 山口徹)

(新聞「農民」2011.10.3付)
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2011年10月

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