「農民」記事データベース20110905-987-06

本の紹介

望月昭一詩集
長芋を掘る


ちょっと楽観的に、大らかに、
「家族総出」で作り上げた詩集

画像 長野・佐久農民連の事務局で働いている望月昭一さんが、3冊目となる詩集「長芋を掘る」を出版しました。

 望月さんは「少しばかりの畑をやっています」が、畑作にも精出す暮らしの中で書かれた詩も、わかりやすい言葉で収められています。

 例えば「薯ほり」。家族総出(といっても老父と妻と息子の4人だが)の芋ほりの様子がユーモラスにつづられています。そして最後に「農業を守るには いささか頼りない軍勢だが 汗と泥の鎧(よろい)が 光っていた」と結んでいます。そこには、明日へのちょっと楽観的なおおらかさも伺い知ることができます。

 カットは息子さんが書き、「家族総出」で作り上げた詩集です。

▼頒価 1200円
▼詩人会議出版 TEL 03(5978)6955

(新聞「農民」2011.9.5付)
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2011年9月

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