“危険な原発は廃止しかない”朝市のお客に撤廃署名訴え
千葉県香取市・佐原朝市組合千葉県香取市の佐原朝市組合は8月7日の朝市で、「原発撤廃」を求める署名をハンドマイクで訴え、97筆が集まりました。使用済み核燃料廃棄物の最終処理も解決されておらず、事故が起きたらコントロール不能な実態が明らかになった原発は、廃止するしかありません。朝市組合では、さっそくお客さんに呼びかけ、力を貸してくださるよう訴えました。今後も続けていきたいと思っています。
一方、香取市は県内でもっとも大きな米どころですが、そのなかでも旧佐原は水田面積の大きな地域です。3月11日の大震災で、水田が液状化し、揚水機場やパイプラインが破損して2500ヘクタールにもおよぶ水田に被害がおよびました。特に、佐原北部の香北土地改良区域は、全体で2000ヘクタール以上のパイプラインが破損して、揚水不能になってしまいました。しかし、2500戸近い組合員は、各自で買い入れた仮設ポンプで排水路から水をくみ上げ、全水田面積の8〜9割の作付けにこぎつけました。 ところが今度は、米の放射能汚染の問題がでてきました。早場米の千葉県では、浦安市を除くすべての市町村で収穫前と後の二段階方式で調査が実施され、その結果が出るまでは米の移動や販売ができなくなります。このことが今、米農家の間で大きな話題になっています。 もしも放射性濃度が基準値を超えるようなことになれば、30年近く続けてきた朝市の存続にも大きく影響します。原発事故の1日も早い収束と汚染の拡大防止、除染対策の徹底を強く求めていきたい。 (千葉・北総農民センター、佐原朝市組合長 林縫右衛門)
岡山市南区で開催の写真展県農民連・坪井貞夫会長が撮った
岡山市南区にある灘崎公民館では、8月末まで「平和の視点から考えてみよう。6・29岡山空襲&東日本大震災」の写真展を開いています。このうち、東日本大震災の写真は、岡山農民連の坪井貞夫会長が6月に被災地を訪れた際に写したもので、農民連の「震災ニュース」とともに展示されています。 |
桐野館長(左)と坪井さん |
公民館では、このような写真展は初めての取り組みでしたが、来場者に被災者への救援物資を呼びかけたところ、ダンボールで2箱分が届きました。
[2011年8月]
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