農のこころ丸山美沙夫
荒畑に畝の残像草いきれ 池田 雅夫 『俳句』誌から。耕作が放棄されてしまった荒畑が増えていくのは残念なことである。背丈ほどに雑草が伸びている。よく見るとその中に畝の跡が残されている。後継ぎが居なくなったのか、栽培する物に見切りをつけたのか、さまざまな事情があろう。「草いきれ」に、農を思うやりきれない〓(※)藤が込められている。
※〓は、「葛」の異体字、ただし、「人」が「ヒ」。 (新聞「農民」2011.8.29付)
|
[2011年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会