農のこころ丸山美沙夫
走り穂に風の渦巻く一揆の地 国枝 隆生 俳誌『伊吹嶺(いぶきね)』から。地方によって稲作りも早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)とあるが、近年は品種改良と機械化も進んで収穫も早まってきているようだ。八月に入ると出穂期を迎える。この作は、稲茎からぽつぽつと見えはじめた「走り穂」を捉えている感動である。しかも農民一揆のあった地だけに、今を生きる農びとの心も騒ぐ。
(新聞「農民」2011.8.15付)
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[2011年8月]
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