「農民」記事データベース20110815-985-02

新潟・豪雨

田んぼ・農道に土砂流入

野菜畑に泥たい積、出荷断念

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三条市・田上町・見附市の被害会員を
今井県連会長らが見舞い激励

 7月29日から30日にかけて、新潟県内を襲った記録的な豪雨は、最大で40万人の住民に避難指示・勧告が出され、死者・不明者5人が出る甚大な災害となりました。特に、河川の堤防が決壊したり土砂崩れなどで、家屋への浸水や田畑への被害が各地域で見られ、 農民連会員のなかでも、河川敷で野菜を栽培しているところが壊滅状態になったり、土砂が田んぼに崩れ落ちたという被害が確認されています。

 新潟県連では、31日に今井健会長ら3人で、被害のあった三条市や田上町、見附市の会員を訪ね、激励しました。

 三条市の矢代一代さんの畑は水が引いた状態になっていましたが、泥がたい積して作物に被り、収穫できない状況でした。矢代さんは「畑は河川敷で県の土地なので補償はしてくれないだろう」と話し、毎日、農民連の枝豆出荷に取り組んでいる最中の出来事で、出荷を断念せざるを得ない状況です。

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泥まみれの枝豆畑(三条市)

 同じ河川沿いにある田上町の坂上徳夫さんの畑では、水位が相当な高さまであがった痕跡があり、ハウスもボロボロで、水がまだはき出されていない状態でした。坂上さんは「7年前の水害の時は6メートルで、キャベツは何とか助かったが、今回は9メートルの高さまで水がきたので、完全に収穫はできなくなった」と話していました。

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冠水した畑をながめる坂上さん(左、田上町)

 見附市の佐藤徹さんのところでは、家の前の道が川のようになるほど増水し、山側にある田んぼでは土砂崩れで農道や田んぼに流れ込んだ状況で「作業小屋に水が入らないよう肥料を土のう代わりに積み上げた」とのことでした。

 県連では被害状況や農家の要望をまとめ、県に対し復旧・復興対策を求めていくことにしています。

(新潟農民連「豪雨被害情報」から)


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(新聞「農民」2011.8.15付)
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2011年8月

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