「農民」記事データベース20110801-983-06

民医連が1000万円をカンパ

ともに健康守る運動すすめよう

関連/目録


機器導入カンパ 協力ぞくぞく

 放射性核種分析装置(ゲルマニウム半導体検出器)の導入をめざす農民連食品分析センターに、募金と温かいメッセージが続々と寄せられています。

 全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の藤末衛会長は7月15日、農民連の白石淳一会長に、カンパの目録(別項)を手渡しました。

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全日本民医連の藤末会長(中央)からカンパの目録を受け取る農民連の白石会長(右)

 また、カンパとともに寄せられたメッセージの一部を紹介します。

 福島県浪江町 N・Wさん

 原発から北へ7〜8キロの地区。3月11日以前は毎日、平穏に田畑で汗を流していた夫も、今は原発の流浪の民だ。米も作れず、野菜も作れず、毎日、近辺を「体がなまるから」と散歩するしかない。夫が作る米や野菜はたい肥を使い、消毒しないから直売所に出荷しても自信があった。一日も早く農作業ができるようにしてほしい。心も体も限界になってきている。

 東京都練馬区 M・Sさん

 食品の安全・安心を守る農民連食品分析センターができて15年。私たち消費者、そして農民の方々も心強く思っています。このたびの福島での原発事故は、私たちと、これからの子どもたちに安心して生きていくことのできない人災として降りかかりました。今後の活動の前進を願ってカンパします。


目 録

 農民連の仲間たちへ。このたびの購入運動に全面的に賛同します。

 また、脱原発運動と原発周辺住民・原発で収束にむけて働く労働者・福島県民の心に寄り添い、健康を守る運動をすすめる決意です。さらに、国と東電に対し、被災者・住民の全生活と全生涯にわたる補償と保障を求めて運動を強めていく決意です。

 ここに資金として1000万円を贈呈するものです。また、全国の民医連の仲間に訴え、さらにカンパ活動を続けていく予定です。

(新聞「農民」2011.8.1付)
ライン

2011年8月

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