手づくりイカ飯に表情明るく神奈川農産物供給センター
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避難所の体育館で交流 |
翌日には、産直センターふくしま「産直カフェ」と、組合員のさくらんぼ農家を訪ねました。さくらんぼの最盛期ですが、出荷規制がないにもかかわらず、「風評被害」で売り先が減り困っていたそうです。震災にも原発事故にも負けずに最後まで丹精こめて育てたさくらんぼは、甘くて大きな実を結んでいました。参加者は「少しでも農家を応援したい」と、お土産用にもたくさん買って帰りました。
セミナーでは、同ネット理事長の倉本器征氏(東京農工大学名誉教授)があいさつした後、武蔵大学教授の後藤光蔵氏が「農業就農者の現状と将来展望―非農家出身者の就農を中心に」と題して基調報告しました。また、農業生産法人(有)トップリバー代表取締役社長の嶋崎秀樹氏が「平成の農業―人材育成と雇用と地域活性」と題して援農者受け入れについて、専業農家の飯野良治氏(茨城農民連)が「農業従事者確保の地域事情」について話しました。
飯野さんは「遊休農地の割合が茨城県内で3番目に多い阿見町では、谷津田を再生するために、茨城大学農学部の学生と一緒になって10年計画のプロジェクトに取り組み、今年で8年目になる。発想を変えれば荒れた竹林も遊休農地も宝の山。竹林でジャズやクラシックなどの演奏会を行ったり、タケノコ掘りをすれば都市住民と交流もできる」と経験を述べ、竹を使った町おこしが始まっていることを報告しました。
[2011年7月]
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