農のこころ丸山美沙夫
大青田ぐし縫ひにして夕立去る 筒井 功 俳誌『俳星会(はいせいかい)』から。広がる青田の景は、米づくりとともに自然環境を保全するためにも大きな役割を果たしている。青田を満たす水は生きものの命を守り、青稲の浄化作用も澄んだ空気を提供している。この句「ぐし縫ひ」、布を縫う表裏同じ針目の運針の基本のこと。その縫目のように青稲株がすくすくと育つ美観。
(新聞「農民」2011.7.18付)
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[2011年7月]
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