原発いらない
玄海原発は再稼働するな
福 岡
800人 「人間の鎖」で九電本社取り囲み
目抜き通りトラクターなど先頭にデモ
株主総会の会場前で座り込み集会
九州電力の株主総会が6月28日、福岡市にある九電本社ビル前のホテルで開かれました。九電には、佐賀県の玄海原発と鹿児島県の川内原発がありますが、玄海原発は運転を始めてから40年ほど経っており、3号機では日本で初めてプルサーマル発電を行っています。
この日、「さよなら原発」の黄色いのぼりを持って、防護服や原発反対カラーの黄色を身につけ、会場の周りを九州各地から集まった800人が「人間の鎖」で取り囲み、「原発ゼロ」を訴えました。そして、目抜き通りの天神をトラクターやトラック20台を先頭に、のぼり旗やゼッケン、プラカードを持ち、「原発いらない」「電気は足りてる」などとシュプレヒコールをしながらデモ行進し、株主総会の会場前で、座り込み集会を行いました。
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デモ行進―農家のトラクターが先頭を行く |
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「人間の鎖」が株主総会の会場をとり囲んだ |
この集会には、福島第一原発事故からの避難者なども含まれており、みのう農民組合からもトラクター、トラックなど5台で参加しました。果樹部長の田中繁樹さんは、「工夫次第で、そんなに電気を使うことはない。危険な思いをしてまで原発に頼らなくていい」と話します。道行く人からも、大きく手が振られたり、そっと「ありがとう」と声を掛けられるなど、「脱原発」への大きなうねりと一体感を感じることができる行動となりました。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2011.7.11付)
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