「TPPってなに?」学習会開く
和歌山県農民連
農業や医療への影響考える
和歌山県農民連は6月23日、紀の川市で「TPPってなに? 医療と農業はどうなるの? 〜現場の声を聴きみんなで考えよう〜」と題して、学習会を開催しました。
紀ノ川農協組合長の宇田篤弘さんは、「TPPへの参加はやめて、食糧主権・経済主権を守ろう!」というテーマで講演。お話を聞いて、「TPP参加絶対反対」という気持ちを参加者全員が再度確認し合うことができました。
また和歌山生協病院付属診療所所長の小西教之さんは、「TPP参加による医療への影響」というテーマで講演し、国民皆保険の崩壊や自由診療(保険外診療)、所得による医療格差の問題、利益目的での診療(患者の選別や囲い込み)などについて話をしました。
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“TPP参加をやめさせよう”と熱心に討論する参加者 |
質疑の後、農民連青年部の代表が、この夏、和歌山で行う「全国青年交流会」の案内をし、「TPP参加反対」への決意を述べました。
和歌山県農民連では、このような学習会を企画するのは初めてで、どれくらい参加するのか心配でしたが、100人近くが参加してくれました。今後も、このような学習会を企画し、組合員を先頭に各団体や個人の方たちとも交流を広げ、農民連の活動や「TPP参加反対」に賛同してもらえるようがんばりたいです。
(和歌山県農民連 平野友基)
(新聞「農民」2011.7.11付)
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